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いつもはいているジーンズ

あなたは普段 何気なくはいているジーンズがどうやってできるのか疑問に思ったことはないでしょうか?

そんな疑問にわかりやすく まず 糸から生地までの出来上がりを詳しくお伝えしたいと思います。

多くの方に国産ジーンズの魅力が伝われば幸いです。

デニムとジーンズの違い

デニムとは ジーンズに使われている生地のことで 

ジーンズとは デニムでつくった製品 主にズボンのことです。

実は 私自身も最近までこの事実を知りませんでした。

ジーンズよりも デニムの響きのほうが好きでついジーンズのことをデニムと呼んでしまっていました。

ジーンズでもデニムでも人にはちゃんと伝わりますものね…

ジーンズの製造に携わっていながら恥ずかしい…

さて そのデニムですが

綿 → 糸にする → 経糸(たていと)だけを染める → 生地を織る →生地の縮みを少なくする。ねじれないようにする。→検査

というプロセスで出来上がります。

糸の精紡

日本のデニムに使われる糸はリング精紡という方法で糸を紡ぎます。

リング精紡ってなに?

って話ですよね。

リング精紡とは コットンを一度ほぐした後 粗糸にしてからねじり合わせて糸にする方法です。

糸の風合いや強度にこだわっているためこの方法を使っています。

そのため手間とコストをかけて丁寧に作られています。

糸の染色

糸ができたら経糸(たていと)に使う糸だけを『インディゴ』という染料で染めます。

ところで『インディゴ』って知っていますか?

インディゴは鮮やかな藍色をした染料です。

ただ このインディゴ 染まりにくいうえに色落ちがしやすい厄介なやつなのです。

それをアルカリ性にして水に溶けやすい状態にし 次に酸化させて色をつけていくのですが 目指す色になるまで何度も繰り返します。

だからこそジーンズは、はきこなすことで色合いが変化するという役割を担うことができるんです。

ちなみにデニムは経糸(たていと)だけ先に染めるので先染め織物といいます。

ロープ染色というこだわりの方法で 染めるのですが糸を400~500本の束にして染めるため中心部分が染まらず白いまま残るのです。(この状態を『中白』といいます。)

そのために こすると白くなるあたり感を出すことが出来るんですね。

このロープ染色で染めた経糸(たていと)と白いままの緯糸(よこいと)で生地を織ります。

もしよかったら ジーンズの生地をじっくりと観察してみてください。

ブルー(ブルーではなくブラ(ブルーではなくブラもありますが)なのは経糸(たていと)だけで緯糸(よこいと)は白いままであることに気づいてもらえるはずです。

これでデニムが完成といきたいのですが このままではねじれてしまったり縮んでしまったりするのでこれを防ぐ加工が行われます。

最後に品質検査が行われてやっと完成となります。

 

まとめ

以上が糸から生地(デニム)が出来上がるまでの説明です。

イメージが伝わったでしょうか?

ドキドキ…

糸を紡ぎ生地が出来上がるまで こだわりを持ち丁寧に作られています。

私はデニムは生きていると思っています

同じ条件でも出来上がりに差が出ることがあるデニム。

日本のジーンズに携わる人たちの こだわりや思いが伝わればとても嬉しく思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。